
SEの適性検査とは?代表的な種類と特徴、対策のポイントを解説!

「SEに興味があるけど、適性検査ってどんな内容?」「数学や論理問題は苦手だけど大丈夫?」
そのような不安を抱えている学生も多いのではないでしょうか。
システムエンジニア(SE)は論理的思考や問題解決力が問われる職業のため、選考時には専用の適性検査を課されることが一般的です。特にIT業界では、CABやGABといった独自の検査形式があり、事前の対策が結果を左右するケースもあります。
本記事では、SE志望者が知っておくべき適性検査の概要、形式別の種類や特徴、対策ポイントをわかりやすく紹介していきます。
SEを目指している方は、本記事の内容を就活対策の一環としてぜひご活用ください。
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SE(システムエンジニア)の適性検査とは
SE(システムエンジニア)の就職選考では、書類審査や面接に加えて「適性検査」を課されることが多くあります。
SEの適性検査とは、応募者が業務に必要な能力や性格を持っているかを測るテストのことで、客観的なデータに基づいて評価するために導入されています。
特にIT業界では、論理的な思考力や情報処理能力が業務の基本です。そのため、一般的なSPIに加え、CABやGABといった業界特有の検査が実施される傾向にあります。これらの検査では、プログラム的な考え方や数量処理能力、図形の把握力などが問われます。
また、性格適性検査ではストレス耐性や協調性、リーダーシップといった社会人としての資質も確認されるため、能力だけでなく人柄も評価の対象です。
SE職はチームでの開発や長期的なプロジェクトへの参加が多いため、こうした適性を事前に把握しておくことは企業にとって重要なのです。
SEの適性検査の項目
SE(システムエンジニア)の適性検査では、以下2つのカテゴリが用意されています。
- 能力検査
- 性格検査
どちらも職務への適応力を測るために重要な項目であり、バランスよく評価されます。ここでは、それぞれの検査内容や目的について詳しく解説します。
能力検査
能力検査は、SEの業務に必要な「論理的思考力」「情報処理能力」「数的理解力」などを測るためにおこなわれる試験です。
代表的な検査形式としてはCAB、GAB、SPI、玉手箱などがあり、それぞれ問題構成に特色があります。特にSE職では、図形の法則を見抜く「暗号解読」や数式を処理する「計算問題」、情報を正確に読み取る「論理的読解」などが出題される傾向にあります。
プログラミング経験がある人は、こうした問題に親和性が高いため有利に働くこともあるでしょう。
試験は時間制限が厳しく、限られた時間でいかに正確に問題を処理できるかが重要です。そのため、出題パターンに慣れておくことが対策の第一歩になります。
過去問を繰り返し解き、問題の構成や頻出パターンを把握しておきましょう。
性格検査
性格検査は、応募者の価値観や性格的傾向がSEとしての職務に合っているかを確認するためのものです。
職場での行動特性やコミュニケーションのスタイル、ストレス耐性など、主に「人となり」に関する部分が評価されます。
よく用いられる検査には、「Y-G性格検査」「エニアグラム」「BIG5(ビッグファイブ)」などがあります。複数の質問に対して自分の性格や価値観に近い選択肢を選ぶ形式が一般的です。
特にSE職は、チームでの協働やクライアントとのやりとりが発生するため、論理力だけでなく、柔軟性や共感性も評価対象になります。長期的な開発プロジェクトに取り組む際には、責任感や粘り強さといった資質も重視されます。
性格検査に正解はありませんが、企業によっては評価基準が設定されていることもあるため、自分を偽らず素直に回答する姿勢が大切です。
SEの適性検査の形式
SEの適性検査は、実施方法に応じて以下の2つに分けられます。
- WEB適性検査
- マークシート
どちらも能力・性格両面の評価をおこなう点は共通ですが、受験環境や出題傾向に違いがあるため、形式ごとに対策のポイントが変わってきます。
自分の受ける企業がどの方式を採用しているのか事前に確認しておくことが、準備を成功させるうえで重要です。
WEB適性検査
WEB適性検査は、インターネット上で受験できる形式の試験です。
自宅など任意の場所で受けられるため、近年多くの企業が採用しています。SPI、玉手箱、Web-CAB、C-GABなどがこの形式に該当し、受験者の利便性の高さから導入が進んでいる状況です。
SE職では特に、プログラミング的な思考力や計算能力を試す「Web-CAB」や「C-GAB」などがよく使われます。これらは計数・論理・暗号解読などが中心で、スピードと正確性の両方が求められるのです。
ただし、WEB受験は時間制限が厳しいだけでなく、受験環境に左右されやすいという面もあります。通信環境や使用ブラウザの確認、不正防止のルールなども把握しておく必要があります。
模擬試験で形式に慣れておくことが本番での成功につながるでしょう。
マークシート
マークシート形式は、試験会場に足を運び、紙の問題用紙にマークで回答する従来型の検査形式です。
CABやGAB、IMAGESなどの試験が代表例であり、対面式で実施されることが多いのも特徴です。
SE職では、特に「CAB(Computer Aptitude Battery)」が広く用いられ、暗号・法則性・命令表・照合といった問題が出題されます。これらの問題は、短時間でいかに正確に処理できるかが評価のポイントです。
マークシート方式は、画面操作に不慣れな人でも受験しやすく、手元でじっくり考えられるというメリットがあります。一方で、会場受験ならではの緊張感や制限時間への意識も必要です。
試験によっては途中退出ができなかったり、見直しの順序に制限があったりすることもあるため、出題形式を事前に確認しておくことが大切です。
SEのWEB適性検査の種類と特徴
SEの選考で実施されるWEB適性検査にはさまざまな種類があり、それぞれの試験には出題形式や問題内容の特徴があるため、対策方法も異なります。
ここでは、代表的な3つのWEB適性検査について解説します。
- 玉手箱
- C-GAB
- Web-CAB
これらの特徴を事前に把握しておくことで、効率よく対策が進められるでしょう。
玉手箱
玉手箱は、リクルートが提供するWEB適性検査で、特に大手企業での採用実績が多い試験です。
内容は主に「言語(読解)」「計数(四則演算・図表読解)」「英語(長文読解)」に分かれており、総合的な学力と処理能力が問われます。計数では、表やグラフから正確な情報を読み取って解答する問題が中心で、データ分析に必要なリテラシーが試されます。
SE職においては、論理的に数値を扱う能力や、膨大な情報を短時間で処理する力が重視されるため、特に計数問題の対策が重要です。
また、問題形式は「制限時間が短い」という特徴があり、パターンに慣れていないと途中でタイムアップしてしまうこともあります。
事前に模擬問題を解き、時間配分の感覚をつかんでおくと安心です。
C-GAB
C-GABは、玉手箱と同じくリクルートが提供するWEB形式の適性検査で、CABの要素を取り入れつつ、オンラインでの実施に対応したものです。
CABと比較して、より言語や性格面の検査に重点が置かれる傾向にあります。
出題内容は「言語理解」「計数(四則演算・表の読み取り)」「性格検査」などがあり、一般的なビジネススキルに加えて、論理的思考や判断力も問われます。SE職をはじめ、論理力と協調性のバランスが求められる職種に対して適した検査形式です。
C-GABはPCで受験可能なため、受験者にとっての負担が少ない反面、自宅受験での制限事項(カメラON、画面録画等)への注意が必要です。
テスト内容の構成を把握しておくことで、時間切れやミスを防げるでしょう。
Web-CAB
Web-CABは、SHL社が提供するCABのWEB版で、SE志望者を対象とした試験として広く使われています。
内容は「暗号」「法則性」「命令表」「図形の照合」など、プログラム的な発想を必要とする問題が中心です。特に命令表の問題は、フローチャートに近い考え方を使うため、プログラミング経験のある学生にとっては馴染みやすい形式といえるでしょう。
一方、初めて取り組む人には難易度が高く感じられることもあります。問題数に対して制限時間が厳しく1問にかけられる時間はわずか数十秒程度なので、全問正解を目指すのではなく、得意なパートを確実に正解していく戦略がおすすめです。
Web-CABは、事前に出題形式を理解して練習を重ねることで、大幅に正答率を上げられます。
SEのマークシート式適性検査の種類と特徴
SEの適性検査には、WEB形式だけでなくマークシート形式で実施されるものも多くあります。
ここでは、会場に集まって一斉に実施されることが一般的な3つのマークシート式適性試験について解説します。
- CAB
- GAB
- IMAGES
これらは特に論理的思考力や情報処理能力を評価するもので、SEに必要な基礎スキルを見極める目的で使われています。
マークシート式の主要な検査とその特徴を見ていきましょう。
CAB
CAB(Computer Aptitude Battery)は、SE志望者向けに開発された適性検査で、論理的思考や情報処理能力を評価する試験です。
出題されるのは「暗号」「法則性」「命令表」「照合」の4分野で、プログラム的な考え方を要する問題が中心です。暗号問題では記号や文字の法則性を見抜き、命令表問題では指定されたルールに従って正しく情報を処理する力が問われます。
どの問題も論理的なルールを迅速に把握する力が求められるため、時間配分と読解スピードが重要です。
CABはマークシート形式でおこなわれるため、PC操作が苦手な人でも安心して受験できます。ただし、出題数に対して時間がタイトなため、事前に問題パターンに慣れておくことが合格のポイントとなるでしょう。
GAB
GAB(General Aptitude Battery)は、主に総合職や事務職向けに開発された適性検査ですが、SE職を含むIT系職種でも採用されるケースがあります。
出題内容は「言語理解」「計数(四則演算・表の読み取り)」「性格検査」が中心です。
特に計数では、ビジネスにおけるデータ処理や数値判断を試す問題が多く、短時間で大量の情報を処理するスキルが問われます。言語問題では、文脈理解や論理的整合性を判断する力が必要です。
GABはCABよりも一般的な学力やビジネス理解を重視するため、より広い層の受験者に対応しています。マークシート形式でおこなわれるため、基本的な試験慣れがあれば対応しやすいのが特徴です。
IT系に進む学生でも、論理的思考に加えて「文章理解力」「数的感覚」も必要とされる場面は多いため、SE志望でも油断せずしっかり対策しましょう。
IMAGES
IMAGES(イメージス)は、図形認識や空間把握力を評価する特殊な適性検査で、一部のIT企業や設計系業務をおこなう企業で導入されています。
図形の回転・展開・比較といった視覚的な処理能力が主に問われる検査です。SEとしての業務の中でも、設計やUI/UX、データ構造のビジュアライズなどでは、視覚的に物事を捉える力が役立ちます。
IMAGESではこのような「見る力」「形の構造を理解する力」が評価されるため、数学や理系的な感覚がある人に向いています。
問題は直感的な内容が多く、求められるのは公式に頼らない「見て判断する」スピードです。独特な問題形式なので、過去問を活用して事前に慣れておくことが大切です。
図形に強い人には得点源となりやすい検査といえるでしょう。
SEの適性検査の対策のポイント
SEの適性検査は、形式に応じて出題内容や難易度が異なるため、やみくもに勉強するのではなく、出題傾向に合わせた効率的な対策が求められます。
特にCABやWeb-CABなどでは時間制限が厳しく、出題パターンへの慣れと時間管理が合否を分けるでしょう。
ここでは、事前準備の段階で押さえておくべき基本的な対策ポイントを紹介します。
- 過去問を何度か解いてパターンを理解する
- 1問あたりにかける時間を短くする
過去問を何度か解いてパターンを理解する
SEの適性検査において、最も有効な対策は「過去問演習」です。
特にCABやWeb-CABなどでは、毎回出題される問題のパターンに大きな変化は少ないため、繰り返し問題を解くことで自然と解法や出題意図を理解できます。
過去問を解く際は、ただ答えを出すだけでなく「なぜその答えになるのか」「どの選択肢を先に切り捨てるべきか」といったプロセスにも注目することが重要です。これにより、同様の問題が出たときにも素早く対応できるようになるでしょう。
試験によっては一部の問題に「ひっかけ」や「選択肢が紛らわしい構成」が含まれることもあるため、注意深く問題文を読むクセをつけておくことも大切です。
1回だけでなく複数回解いて、理解度を高めることが成功のポイントです。
1問あたりにかける時間を短くする
SE向けの適性検査は、限られた時間内に多くの問題を処理することが求められます。
特にCABやWeb-CABでは、1問あたりにかけられる時間が短く設定されているため、いかに「素早く」「正確に」回答できるかがポイントになります。このため、問題の解き方を工夫することが重要です。
たとえば、最初にすべての選択肢を読むのではなく、選択肢を絞り込んでから比較することで判断スピードを上げられます。複雑な計算をするよりも、選択肢を代入して逆算的に答えを探す方法が有効な場合もあるでしょう。
時間を測りながら問題演習をおこなうことで、自分の処理スピードの感覚をつかむことが大切です。
最初は正答率よりもスピード重視で取り組み、徐々に精度を高めていくステップを踏むのが効果的です。
SEを目指す人の就活のコツ
SE(システムエンジニア)を目指すうえで、学業だけでなく就活に向けた準備も欠かせません。
特にIT業界は変化が早く、企業ごとに求めるスキルや人物像も多様です。
ここでは、SE志望の学生が就活をスムーズに進めるために押さえておくべき2つのポイントを紹介します。
- 研修付きインターンシップに参加する
- IT業界の最新情報をインプットするようにする
研修付きインターンシップに参加する
SEを目指すなら、できるだけ早い段階で「研修付きインターンシップ」に参加するのがおすすめです。
インターンでは実際の業務に近い開発体験やチームワークを経験できるだけでなく、技術スキルの向上や社会人としての基礎力も養われます。
特に、研修制度が整っているインターンシップでは、未経験者でも段階的に学べるカリキュラムが用意されていることも多く、安心して参加できます。実際の業務内容や開発フローを知ることで、自分に向いているかを早期に見極められるのもメリットです。
また、企業側からの評価次第では早期内定につながるケースもあります。
SE職に求められる実務力は学校だけでは身につかないことも多いため、就活において他の学生と差をつけるには実務体験が大きな武器になるでしょう。
IT業界の最新情報をインプットするようにする
IT業界は変化のスピードが速く、日々新しい技術やトレンドが生まれています。そのため、SEとして活躍するには、常に最新情報をキャッチアップする習慣を持つことが重要です。
生成AI、クラウド技術、サイバーセキュリティなど、今注目されている分野に関するニュースを定期的にチェックすることで、企業研究や志望動機作成にも深みが出ます。情報源として、IT専門メディア、業界ブログ、企業のプレスリリースなどを活用するとよいでしょう。
IT用語や最新技術の概要を理解しておくと、選考時の適性検査や面接で技術的な会話がスムーズにおこなえるようになります。
将来SEとしてどのような技術に関わりたいのかを語れるようになれば、企業側からも高評価を得られるでしょう。
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まとめ
SE(システムエンジニア)の適性検査は、論理的思考力や数的処理能力を測る「能力検査」と人柄やストレス耐性を評価する「性格検査」の2軸で構成されています。検査形式はWEBとマークシートの2パターンが存在します。
本記事では、玉手箱・CAB・Web-CABなど代表的な検査の特徴や違いを解説し、対策方法や就活に役立つポイントも紹介しました。
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