「文系だからWEBエンジニアは無理？」「プログラミング未経験だけど新卒採用でエンジニアになれるの？」そのような不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
IT業界は深刻な人材不足が続いており、新卒・未経験でも、学習意欲やポテンシャルを示せればエンジニアとしてスタートを切ることが可能です。
本記事では、新卒WEBエンジニアへの道を目指す際に押さえたいポイントやメリット、必要なスキル、就職支援があるプログラミングスクールまでを解説します。
ぜひ最後までご覧いただき、エンジニアキャリアへの第一歩を踏み出しましょう。
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新卒・未経験でもWEBエンジニアになれる
新卒・未経験でもWEBエンジニアとして就職できる背景には、IT業界の人材不足やポテンシャル採用の風潮などが影響しています。
実務経験がなくても自主学習などで基礎を身につけ、論理的思考やコミュニケーション力をアピールすれば、企業から育成前提で採用したいと思われる可能性があるのです。
ここでは、新卒・未経験でもWEBエンジニアになれる2つの主要な要因について解説します。
- IT業界は人材が不足している
- 就活ではポテンシャル重視で採用されることも多い
詳しく見ていきましょう。
なお、未経験の新卒でもエンジニアになれるかについては、以下の記事でも解説しているため、参考にしてください。
【関連記事】未経験でも新卒はエンジニアになれる？向いている人の特徴や就職方法を解説
IT業界は人材が不足している
IT業界では、AIやIoT、5Gといった新技術の台頭やDX（デジタルトランスフォーメーション）の推進にともない、WEBエンジニアを含むIT人材の需要が急速に拡大しています。
企業が取り扱うデータ量は爆発的に増加し、それを活用するサービスやアプリケーションの開発が不可欠になっているため、優秀なエンジニアを確保したい企業が多い状況です。
しかし、人材の育成スピードや市場供給が需要に追いついておらず、エンジニア不足が深刻化しています。
そのため、未経験でも学習意欲が高い新卒を積極的に採用して、入社後に育成をおこなう企業が増加しているのです。
プログラミング言語や開発手法は入社後の研修で学べるため、やる気があり、コミュニケーション能力や論理的思考を持つ人材ならウェルカムというスタンスが根付いています。
IT人材不足という追い風が、新卒・未経験がWEBエンジニアへ挑戦するチャンスを広げているといえるでしょう。
就活ではポテンシャル重視で採用されることも多い
新卒採用の大きな特長は、即戦力よりもポテンシャルを重視する企業が多い点です。
特にIT業界では技術の進歩が著しく、現時点でのスキルセットよりも学習意欲や柔軟な思考力を評価する傾向があります。
新卒・未経験でも、「自分でプログラミングを勉強した経験がある」「何かしらの制作物を作ってみた」という実績があれば、採用を検討しやすくなります。
「論理的に物事を考えるのが得意」「コミュニケーションが苦にならない」などをPRできれば、企業としても将来のエース候補として捉えられる可能性もあるでしょう。
ポテンシャル採用は、人柄や意欲を見極めて入社後に成長してもらうことを目的としているため、新卒生に高度なプログラミングスキルを要求する企業は少数です。
企業が重視するのは、面接やグループディスカッションでのやる気や対話力が伝わるか、チームワークに馴染めるかなどです。
未経験でも本気でエンジニアを目指す姿勢が示せれば、内定を勝ち取る可能性は十分にあります。
新卒でWEBエンジニアとして働くメリット3つ
新卒時からWEBエンジニアとしてキャリアをスタートさせると、若いうちから専門スキルを磨けます。将来的な待遇や働き方の柔軟性といった多くのメリットも享受可能です。
ここでは、新卒でWEBエンジニアとして働く主要なメリット3つを解説します。
- 将来的なキャリアアップ・給料アップが見込める
- 働きながらスキルアップできる
- 時間や場所にとらわれない働き方ができる
WEBエンジニアになることを検討している方は、メリットを理解しておきましょう。
将来的なキャリアアップ・給料アップが見込める
WEBエンジニアはIT業界の中でも需要が高い職種であり、実務経験を積むほど高度な開発プロジェクトを任されるようになります。
新卒の段階では未経験スタートでもスキルを磨けば、リーダー級エンジニアやプロジェクトマネージャーなど責任あるポジションへキャリアアップできる可能性があるのです。
また、技術力を極めればフリーランスとして高収入を狙う道もあります。一般的な会社員給与を上回る収入が若くして得られる、自分のペースで働きつつ案件を選べるなど、多彩なキャリアパスが開けていくのです。
新卒からWEBエンジニアを選ぶことで、早期に専門スキルを身につけ、労働市場価値を高められるというメリットは大きいといえるでしょう。
AI、クラウド、ブロックチェーンなどのトレンド技術にも触れる機会が増え、スペシャリストとしての道も広がります。
働きながらスキルアップできる
WEBエンジニアとして新卒入社すると、研修やOJTを通じて実際の開発現場でスキルを習得できるため、座学だけでは得られない実践力を身につけやすいです。
コードレビューやチーム開発のプロセスを経験するうちに、独学だけでは難しい高度なテクニックや、プロジェクトマネジメントの基礎を肌で感じ取れます。
最新のプログラミング言語やフレームワーク、クラウドサービスなどに触れる機会も多く、最先端のトレンドをキャッチアップしながら成長できるのが強みです。
実務で覚えた知識や技術はダイレクトに成果へつながり、エンジニアとしての自信を確立する要素になるでしょう。
「お金をもらいつつ学ぶ」という形で、学習効率と経済的安定を両立できる点は、新卒でWEBエンジニアになる魅力の一つです。
時間や場所にとらわれない働き方ができる
WEBエンジニアの仕事はパソコンとネット環境があればどこでもおこなえるケースが多く、在宅勤務やリモートワーク、フレックス制度を取り入れている企業が多数存在します。
新卒エンジニアでも、一定のスキルを身につければ在宅勤務を選択できる企業もあります。通勤時間を減らして生産性を高める、地方在住でも都心の案件を担当するなど柔軟な働き方が実現しやすいのです。
また、プロジェクトやタスクの進め方によっては平日に休暇を取りやすかったり、自分の都合に合わせて稼働時間を調整できたりする場合もあります。
すべての企業がフリーな体制を整えているわけではありませんが、少なくともWEBエンジニアは場所や時間に縛られにくい職種であるといえるでしょう。
将来的にはフリーランスとして独立し、好きな場所で働くスタイルを選ぶことも不可能ではありません。
新卒でWEBエンジニアを目指す人に必要なスキル
新卒としてWEBエンジニアを志望するなら、未経験でも抑えておくべき基本的なスキルがあります。
ここでは、新卒でWEBエンジニアを目指す人に必要な3つのスキルについて解説します。
- プログラミングスキル
- 論理的思考力
- 情報収集力
これらをどの程度備えているかで、面接時の印象や入社後の成長スピードに大きな差が出ます。
各スキルを身につけるためにも、詳しく見ていきましょう。
プログラミングスキル
HTML/CSS、JavaScriptなどのフロントエンド知識から、Python、Ruby、PHP、Javaといった言語の基礎を理解しておくと、就活でのアピール材料となります。
未経験の場合は高レベルなプログラミングを求められないものの、基本的な文法や簡単なアプリケーションの作り方、フレームワークの概念などを学んでおくと有利です。
エントリーシートや面接では「独学でこんなサイトを作った」「学習サイトを使って簡単なアプリを作ってみた」などの具体的な取り組みを示しましょう。企業も「やる気がある学生だ」と評価してくれます。
プロジェクトを一から作るのが難しければ、GitHubなどに小さなサンプルプロジェクトをアップしておくだけでも、自己PRの材料になります。
プログラミングスクールやオンライン学習プラットフォームを活用すれば、未経験からでも基礎を固めやすいでしょう。
論理的思考力
プログラミングとは、問題を細かいステップに分解し、コンピュータに命令を書いて解決策を構築する作業です。
そのため、論理的思考力（ロジカルシンキング）が欠かせません。
バグを発見・修正するときも、どこが原因でエラーが起きているのかを論理的に推測し、実際に確認していく手順が必要です。
論理的思考力があると、コードを書くだけでなく要件定義や設計の段階でも活躍しやすくなり、チームとのコミュニケーションもスムーズになります。
企業の採用担当者も、論理的思考力をチェックするためにグループディスカッションや論理クイズ、ケーススタディなどを面接でおこなうことがあるでしょう。
普段から「なぜそれが正しいのか」「どのように証明できるか」と考える癖をつけ、ロジカルに説明できるようトレーニングしておくと選考で差をつけやすいです。
情報収集力
WEBエンジニアは、常に新しい技術やトレンドに触れながらスキルを更新し続ける必要があるため、情報収集力が重要です。
ドキュメントや公式リリースを読み、最新のフレームワークやライブラリのアップデートに対応する機会が日常的にあります。エラーが出たら検索エンジンや技術系Q&Aサイト（Stack Overflowなど）を活用して解決策を探す力も欠かせません。
情報収集力は就活でも大いに役立ちます。志望企業のサービスや使用技術をリサーチし、面接で具体的な意見や質問を交わすと、「勉強熱心だ」「自社のことを理解しようとしている」と好印象を与えられます。
日頃から技術ブログやSNSでエンジニアコミュニティをチェックし、未知の問題に直面したとき、どのようにアプローチするかを学び続けましょう。この姿勢が、WEBエンジニアとしての伸びしろを示すポイントになるのです。
新卒WEBエンジニアの採用のためにやっておくと良いこと
新卒のWEBエンジニアとして採用されたいなら、就活前から具体的な行動を起こすのが大切です。
ここでは、新卒WEBエンジニアの採用のためにやっておくとよい5つのことについて解説します。
- プログラミング言語を勉強する
- ポートフォリオを作成する
- インターンシップに参加する
- 資格取得にチャレンジする
- プログラミングスクールに通う
エントリーシートや面接で説得力あるアピールがしやすくなるため、自身の行動に取り入れてみてください。
プログラミング言語を勉強する
未経験からでも、最低限のプログラミング知識を習得しておくと選考での印象が格段に向上します。
HTML/CSSやJavaScriptはWEB開発の基本であり、フロントエンドの世界を理解する第一歩です。サーバーサイドでは、PythonやRuby、PHP、Javaなどの言語から一つを選んで基礎文法を学び、小さなアプリケーションを作ってみるとよいでしょう。
実際にコードを書いて動くものを作ると、面接時に「どのように学習したか」「どんな課題を解決したか」を具体的に語れます。学習にあたっては、Progateやドットインストールなどのオンライン教材を利用したり、本を参考に独学したりする方法があります。
大学の授業やサークル、プログラミングコンテストに参加するのも一案です。自分で手を動かす経験が、新卒採用でのアピールに強い説得力をもたらします。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは、自分がこれまで作成した作品やプログラムのサンプルをまとめたものです。
WEBエンジニアを志望する場合、GitHubや自分のサイトに作ったアプリケーションを掲載し、ソースコードや使用技術を示す形で公開しましょう。企業に対して、実際にものが作れることをアピールできます。
特に、新卒の段階で実務経験がなくとも、ポートフォリオがあれば面接官はスキルの目安をつかみやすいでしょう。デザインにこだわったサイトや、学習サービスのAPIを活用したアプリなど、簡単でも個性が出せる作品を作っておくと話題が増えます。
また、コードにコメントを入れておくなど、読みやすさを意識すれば「チーム開発でもコミュニケーションが取れそうだ」と評価される可能性が高まります。
インターンシップに参加する
就活前にインターンシップを経験すれば、企業の実務を間近で体感できるだけでなく、自分がWEBエンジニアとして本当に向いているかを試すよい機会となります。
実際の開発プロセスを一部でも担当すれば、現場の雰囲気やチームワークを体験でき、面接でも具体的なエピソードを語れる大きな武器になるでしょう。
企業によってはインターン参加者を優先的に本選考へ誘導するケースや、インターンでの活躍次第で早期内定を出すことも珍しくありません。
プログラミング未経験でも、やる気を示せばOJT形式で教育してくれる企業も多いため、積極的に応募する価値があります。参加後に感じた課題や成功体験をアピールすることで、「自己分析や改善意識が高い学生」と評価されやすいでしょう。
資格取得にチャレンジする
ITパスポートや基本情報技術者試験、LPIC、Oracle認定Java資格などのIT関連資格は、未経験でも取得可能なものが多く、就活における実力アピールとして有効です。
これらの資格により、IT全般の基礎知識を理解していることや、特定のプログラミング言語に関して一定レベルの技能の所持を客観的に示せます。企業側としても、資格保有が安心の材料となります。
ただし、資格があるからといって実務力が保証されるわけではないため、他の学習方法やポートフォリオ作成との併用が望ましいでしょう。
面接で資格取得について問われた際には、勉強方法や苦労した点、得られた学びなどを具体的に語ると、意欲と地頭の良さをアピールできます。資格勉強を通じて基礎知識を固めつつ、自主的にスキルアップに取り組む姿勢を示すのが重要です。
プログラミングスクールに通う
未経験から短期間で効率よくスキルを身につけたいなら、プログラミングスクールに通うのも一つの選択肢です。
カリキュラムが体系的に作られており、講師やメンターから直接指導をうけられるため、独学で陥りがちな挫折や学習ペースの乱れを防ぎやすい点が魅力です。スクールによっては就職サポートやキャリア相談をおこなってくれるところもあります。
スクールに通う際の注意点は費用がかかることと、授業スケジュールへのコミットが必要なことです。自分の予算や時間的余裕を考慮し、無料体験や説明会で雰囲気を確認してから入学を決めるのがおすすめです。
また、「どの言語や分野を学べるか」「実践的なカリキュラムか」「就職実績はどうか」などの要素を比較検討しましょう。自分の将来像に合ったスクールを選ぶと、効果も最大化します。
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単にスキルを学ぶだけではなく、学習の過程でポートフォリオ制作にも取り組めるため、就職活動でアピールできる成果物を作成できるのも大きな魅力です。
さらに、就職先の紹介や履歴書・職務経歴書の添削、模擬面接による面接対策など、就活をトータルで支援する体制も整っています。
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まとめ
プログラミング未経験でも、新卒でWEBエンジニアとして働くことは十分に可能です。
IT業界の人材不足やポテンシャル採用の増加を背景に、早期から基礎スキルを身につけ、ポートフォリオやインターン、資格などで意欲を示せば好印象を与えられるでしょう。
論理的思考力や情報収集力といった能力を併せてアピールすれば、内定獲得の可能性は大きく高まります。
自分に合った学習方法を選び、スキルアップと就活準備を並行して進め、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせましょう。
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